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2005年8月23日 (火)

能力開発ポートフォリオ

昔話を一つ。

ICとして仕事をはじめてしばらくしたころ、「僕って、ちょっと偉いかも・・・・」と思い始めたことがありました。

顧客との関係の作り方、会議の場での介入の仕方、レポートの質を維持しながら短時間でまとめること・・・・など、ICとして求められるスキルがグッと高くなったような気がしたのでした。
そしてそれは、自分の言動が顧客に納得感をもって受け入れられることが多くなることによって、実感として感じられるようになり、そして「偉い・・・」というところにつながったわけです。

しかしながら、しばらくしてそれは、かなりの部分が間違いだということに気がつきました。

ICの場合、基本的には、自分の得意な領域の業務を、それが不得意な人や会社向けに提供します。いきおい自分の立場は「先生」、少なくとも相手に対して優位な立場にありますから、その人が自信をもって話をすると、それは尊重すべきものだという風に受け取られます。
最初は、ICとしてのたち振舞いがうまくいかないので、少しおどおどしたりしますが、それが慣れによって解決され自信がみなぎってくれば、当然の結果として、自分の言動を相手が受け入れる構造が出来上がる、というわけです。

もしこのような状況が続くとどうなるでしょうか?

相手に与える自らの効力感の上にアグラを書き、能力の停滞が起こってしまいます。
実際、私自身がそうでした。

そこで、私のとった解決策は、「自分の能力では解決できないかもしれないことを、自分よりも能力の高い人向けに提供するプロジェクトを仕事のポートフォリオの中に必ず組み込む」というものでした。

このようなプロジェクトに入ると、先ほどの例とは違って、常に自分の無力感を感じさせられます。「あーこんなことも知らん、こんなこともできない。・・・」

ここでは、ありがたいこと(?)に、サボることができなくないので、自己研鑽をつむことができるようになります。

どんな状況にあっても努力を怠ることなく能力向上し続ける方なら問題ないのでしょうが、(私と同じように)根っからの勤勉家ではない人は、仕事全体のポートフォリオを考える際に、能力開発の観点も入れて見られてはいかがか?と思います。

この場合、当然のことですが、短期的な収益性は度外視することになってしまいますけどね。

私は、この「能力開発を加味した仕事のポートフォリオ」がとても気に入っています。

                                                        血液型 O型の 秋山進

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