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2005年12月27日 (火)

ICの報酬

先日、私が立ち上げ期に関わったある企業が株式公開をしました。

ビジネスプランの段階から関わり、会社設立、人の採用、事業運営まで
1年と少しの間、ICとして業務委託の形で関与しました。

業務委託とはいえ、会社設立以後は取締役としても名前を連ねて動き、
20数名の組織になって、無事、事業がスタートを切った段階でその会社を
離れました。

もちろん、当時はICという言葉を使っていたわけではありませんでしたが、
事業の立ち上げに、フルタイムではなく、業務委託で関わるということでは、私にとっても、まさにICとしての典型的な仕事でした。

その仕事の中で、会社設立時とその後の増資のタイミングで、
「会社に出資をして株を持たないか?」
という話がありました。

ICとはいえ、取締役として事業運営に関わるわけだし、その事業に
思い入れをもって取り組むという意味では株を持つこともありえる
選択だったと思います。

しかし、その当時、私は個人で事業の立ち上げや組織、業務の見直し
などの分野で
「プロとして複数の業務をテンポラリーに請け負っていく」
という意識で、ICとしてスタートを切ったばかりでした。

頭も固かったのか、その時の自分の考えとしては
「テンポラリーに仕事を請ける以上、株を持つと言うのは主義に反する」
と思い、株の取得は当然のようにお断りしました。

大手企業の社内ベンチャーは別かもしれませんが、立ち上げ期の事業や
中小企業では、ICに対して、十分な報酬を払えないケースは多いと思います。

今から考えれば、その場の業務委託料だけでなく、将来の利益から報酬をもらうとかストックオプションなどで、ICとしての報酬を得ることもありうる選択だと思いますし、その当時に株を持たしてもらうこともありえたと思っています。

経理、財務の請負など一定の業務を継続して行っていくICの場合は、定期的に一定額の報酬をもらうのが当然だと思いますが、セールスレップなどの場合には歩合が入るのは一般的でしょうし、事業の立ち上げや新商品開発、販売チャネルの構築などの業務の場合には、報酬のあり方も柔軟に考えることが必要ですね。

もちろん、将来の報酬に対して、契約時点でしっかりとした契約を結んでおくことは重要ですし、その将来の報酬の比率が多くなりすぎると、現状のICとしての生活が成り立たないので注意は必要ですが。

その会社の株式公開の当日、上がってく株価を見ながら、
正直、「もったいないことをした」と思いつつ、
ICの報酬について考えたわけです。

五十右信啓


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