プロフェッショナルワーカーの輪
6月から理事になりました斉藤孝浩です。よろしくお願いします。
ICになって7年目、私のIC会員紹介ページは>>>こちらになります。
新理事の方々と、これからIC協会をどんな方向で運営、活性化して行こうかという話し合いを重ねており、試行錯誤しながら、実行に移して行くのがとても楽しみです。
さて、今日の本題に入りますが、先月行われたIC協会会員の暑気払い(懇親会)で、田代理事長含む一般会員の方々と、こんな話をする場面がありました。
『ICとして独立した人だけの集まりではなく、独立するか、企業に属するかは別にして、「プロフェッショナルワーカー」のための組織、ネットワークであってもよいのでは?』
私は、その方向性いいなぁ、と思うのですが、そもそも「プロフェッショナルワーカー」「プロフェッショナリズム」の定義って何でしょうか?
いろいろな解釈があるかと思いますが、私は、
プロフェッショナル=どこに行っても通用する仕事のしかたをすること
だという持論を持っています。
これは、もともと、大学時代(明治大学の商学部ですが)に受けた「商業総論‐起業家精神」という授業の内容に刺激を受けたことから始まり、社会人になって自分なりに、解釈し直したもの。
「起業家精神(アントレプレナーシップ)」というと、新規事業を立ち上げるチャレンジ精神のように解釈されることが多いと思いますが、そのベースにあるべき、「責任のある仕事のしかた」の部分がとても大切だと思っています。
【私流】 「どこに行っても通用する仕事のしかた」とは・・・
1)自分が会社の経営者だったら、その仕事をどう位置づけ、どのように取り組むか?をいつも考えて決断、行動する
2)忙しくても、新しい仕事に自ら進んで、積極的に参加する
・・・その前段階のヒヤリング、試行錯誤、自己完結から学ぶことほど大きいものはない
3)前任から引き継いだ仕事には、ひとつだけでいいから自分の工夫を加え、新しい成果を生み出す
・・・それこそ「人の成長」の証です
4)自分が行った仕事は、誰にでもわかる、できる形にするようこころがける
・・・今の仕事にしがみつかない
・・・仕事を「見える化、わかる化、できる化」したら、後任に引き継ぎ、自分はさっさと次の仕事へ
5)自分が最初に決めた仕事の完成度に妥協をしない
これら5カ条は、私が15年以上のサラリーマン生活を通じて心がけて来た仕事に対する姿勢で、独立した後も同様に大切にしているものです。そんな姿勢でいたら、まぁ~どこにいっても何とかなるだろう、と。
独立前と後で、少し変わったこととしては、5)についてでしょうか。
サラリーマン時代は、結構、根を詰めて、がむしゃらに働いていたところもあった私も、今では、クライアント企業さんの期待と現実のペースに合わせて、力の入れ具合をコントロールすることができるようになったことは、進歩ではないかと思っています。
また、独立した今では、自分のためだけではなく、クライアント企業さんの幹部候補人材育成にあたり、特に、1)、3)、4)あたりを、コーチングの場面で、できるだけ刷り込むように心がけています。
プロジェクトの進行、目標達成と同時に、彼ら彼女らが、将来も企業に属するか、独立するかは別にして、少しでも多くのプロフェッショナルワーカーが育ってくれたら、という思いで・・・
そして、私たちコンサルには、「賞味期限」ってものもあると思いますので、いつまでも頼ることなく、是非、是非、吸収するだけ吸収しつくして、「卒業」し、自ら次世代を育てて行ってくだされば、と思っています。
そんな「プロフェッショナルワーカーの輪」づくりも、ICとしてのワークスタイルのひとつとして心がけています。
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